[CentOS7] デスクトップの種類をGNOMEクラシックに固定するには
こんにちは、じんないです。
CentOS7系ではGNOMEデスクトップをインストールしている場合、サインインの際にデスクトップの種類を変更することができます。
上から「GNOME」「GNOMEクラシック」「カスタム」があり、デフォルトはGNOMEクラシックとなっています。
クライアント系などで環境を統一したい場合はデスクトップの種類を固定する必要があります。
今回はその方法を紹介します。
想定環境
- CentOS 7.5
- GNOMEデスクトップ環境
設定はどこで持っているのか
/usr/share/xsessions/
配下に3つのデスクトップファイルが用意されています。
- gnome-classic.desktop
- gnome-custom-session.desktop
- gnome.desktop
gdm.service
がこれらのデスクトップファイルを読み込んで、サインインの際に表示しているという感じです。
デスクトップの種類を固定するには
デスクトップの種類を固定するには**gdm.service
にデスクトップファイルを読み込ませないようにすればOK**です。
読み込ませたくないデスクトップファイルの中身を消してしまいましょう。
コマンド例は以下のとおり。
[root@jinchan ~]# cd /usr/share/xsessions/
[root@jinchan xsessions]# ls
gnome-classic.desktop gnome-custom-session.desktop gnome.desktop
[root@jinchan xsessions]# cp /dev/null gnome-custom-session.desktop
[root@jinchan xsessions]# cp /dev/null gnome.desktop
cp /dev/null <filename>
とすることで、ファイルの中身を空にしています。
最後にサービスを再起動します。
[root@jinchan xsessions]# systemctl restart gdm.service
設定ボタンが消えてデスクトップが選べないようになっています。
そのままサインインするとGNOMEクラシックのデスクトップが表示されました。
yum update時の注意
yum update
で**gnome系のパッケージを更新するとデスクトップファイルの中身も更新されてしまう(元に戻る)**ようです。
yum update
を実施した際は、再度デスクトップファイルのクリアが必要です。
恒久的な対策が見つかればまた紹介します。
ではまた。