プログラマーがスマホでスキマ時間を有効活用する方法
ある日、ふと自室の本棚にあった堀江貴文さんの「時間革命 1秒も無駄に生きるな」という本を手に取りました。
私が MSEN に入社してプログラマーになる前に読んだきりだったのであまり内容を覚えていなかったのですが、プログラマーになったいまだからこそ書いてある内容の有益さに気付きました。
というのも、最近は公私ともにやりたいことが多すぎて、時間のなさを感じていたからです。
堀江さんは新幹線で前の座席の人が「座席を倒してもいいですか?」と聞いてきただけで激ギレするぐらい自分の時間を大切にされています。
さすがにここまで極端にはなりませんが、参考になるところがありました。
「スキマ時間」は「黄金の時間」
スキマ時間には必ず「締め切り」があります。すぐ後ろに次の予定があるため、「時間内に終わらせねば」というプレッシャーが生じます。
25分の作業と5分の休憩を繰り返すポモドーロ・テクニックと同じように、区切られた時間は集中力を生みます。たとえ5分のスキマ時間であっても同様です。
特にスマホが使える現代では、空間に縛られることなくちょっとした短い時間で無限の価値を生み出すことができます。
少し考えただけでも以下のようなスキマ時間が思いつきました。
- 電車などの移動時間
- 待ち合わせの待ち時間
- 注文した料理が来るまでの待ち時間
- 病院の待ち時間
- トイレ中
ただし、短いスキマ時間を有効活用するには、「スキマ時間にすること」をあらかじめ決めておく必要があります。さもなくばスキマ時間にすることを考えるだけで終わってしまいます。
プログラマーの有効なスキマ時間の使い方
次に私が個人的に有効だと思うプログラマーのスキマ時間の使い方をいくつか紹介します。
1. 本を読む
定番ですね。私は飽きっぽいので一冊をがっつり読むというよりは複数の本をコロコロ変えながらポイントをかいつまんで読む派です。そのため昔はカバンに紙の本を3冊入れていることもありました。
今では本を電子書籍で購入することが多く、さらに Kindle Unlimited を使っているので無料で有益な本を読むことができます。
ちなみにスマホではないですが、「Kindle Paperwhite」を使っています。
紙のような読み心地で目に優しく、寝る前に読んでも睡眠に影響しないので安心です。
2. 英語学習
次に頻度が多いのは英語学習です。 MSEN では「スタディサプリ」を導入し、英語学習に活用しています。
ひとつひとつのレッスンが2分ぐらいで終わるので、短いスキマ時間でも気軽に行うことができます。また、これまでの学習総時間や連続学習日数が表示されるので、モチベーションにもなります。
特に連続学習日数があることで途絶えさせないために毎日少しでも触ろうという気が生まれるので、習慣化しやすくなっています。このしくみはスタサプ以外でも活用したいところです。
また、YouTube でもリスニングの学習動画がたくさんあるのでそれらを活用するのもありです。
3. Zenn や Qiita の記事を読む
Zenn と Qiita は言わずと知れたエンジニア用情報サイトです。私は毎日 Zenn と Qiita のトレンドを覗くようにしています。全部は難しいですが、中から気になった記事を読んだり、ストックに保存しています。
これを続けることで、聞いたことがなかった技術でもぼんやりどういうものなのかわかったり、流行を知ったりできます。
中には発想がおもしろいものや、仕事や勉強のモチベーションを上げてくれる記事もあり、良い刺激をもらえます。
4. 過去問道場を解く
過去問道場とは、情報処理技術者試験の過去問題を無料で解くことができる Web サービスです。
過去に基本・応用情報技術者試験の学習をしていたときにとてもお世話になりました (当時の様子をCBT 方式の基本情報技術者試験を受験した感想とその勉強法という記事に記載しています) 。
また、MSEN では月に1回勉強会を行っていて、その際に情報セキュリティ教育として情報セキュリティマネジメント試験の過去問道場を利用しています。
完全無料でありながら、出題を「分野別」・「試験回別」などに変更する機能があったり、解説もしっかり記載されているので、受験を控えている方にオススメです。
ただ、紙に書かないとできない計算問題や午後問題はちょっとしたスキマ時間では難しいので別でまとまった時間を取る必要があります。
しかし暗記問題に関して言えばこれを使えばスキマ時間だけで十分なくらいです。
5. 公式ドキュメントを読む
最後は興味のある技術の公式ドキュメントを読むことです。参考書と違いお金もかかりません。
課題の解決など目的を持って読む場合と違い、いろんなページを見てみることで知らなかった機能を知る機会になります。
また、英語でかかれていることがほとんどですので、英語学習も兼ねることができます。
最近は以下のドキュメントを読んでいます。
あとがき
以上が私が思うプログラマーの有効なスキマ時間の使い方です。
これだけあればスキマ時間をもてあますことはないですが、逆にこの中のどれをするかで迷わないようにスキマ時間があるとわかったら先に決めておくようにしています。
本の中で「時間の質を高めれば、人生の質も高くなる」と述べられているように、できるだけ無駄な時間を過ごさないよう、まずはスキマ時間から意識を変えていこうと思います。
ただし、実際に手を動かすことが何より重要ですので、家でしっかり作業ができるような環境作りと習慣化は必要です。
あと言わずもがなですが歩きスマホはやめましょう。