Hyper-VのチェックポイントをPowerShellから削除する方法

Hyper-VのチェックポイントをPowerShellから削除する方法

こんにちは。

今回は、Hyper-V のチェックポイントを PowerShell で削除する記事です。

発生したシーンとして、評価のため Arcserve UDP をサーバーにインストールし、 バックアップの取得を試行していたのですが、気付いたらチェックポイントが取得されていました。

ARCSERVE UDP でチェックポイントが作成された

ARCSERVE UDP でチェックポイントが作成された

Arcserve UDP は本運用には至らなかったのでアンインストールしました。

その後、Hyper-Vマネージャーからチェックポイントが作成されていることに気付き、 削除しようと思いましたが、右クリックを押しても削除メニューが出てきません でした。

右クリックで削除が出てこない

右クリックで削除が出てこない

調べたところ、以下のコマンドで削除できました。

Remove-VMCheckpoint usage
Remove-VMCheckpoint -VMName "仮想マシンの名前" -Name "チェックポイントの名前"

では、やってみましょう。

準備するのは、“仮想マシンの名前” と “チェックポイントの名前” ですが、 Hyper-Vマネージャーからコピーするのが視覚的で分かり易いでしょう。

仮想マシンの名前をコピー

仮想マシンの名前をコピー

チェックポイントの名前をコピー

チェックポイントの名前をコピー

パラメーターの準備ができたので、コマンドを組み立てます。 その後、PowerShellを管理者で起動し、実行します。

例として、仮想マシンの名前=vm1, チェックポイントの名前をコピー=chekpoint1 とします。

vm1のchekpoint1を削除するコマンド
Remove-VMCheckpoint -VMName "vm1" -Name "chekpoint1"

実行結果は以下のようになります。

PowerShellプロンプトの状況

PowerShellプロンプトの状況

Hyper-Vマネージャー上は、統合が始まったあとにチェックポイントが無事消えました。

チェックポイントの統合

チェックポイントの統合

チェックポイントが無事削除できた

チェックポイントが無事削除できた

なぜ、Hyper-Vマネージャーで削除が出ないのかは追及できていませんが、 削除前に Arcserve UDP をアンインストールしてしまったのが怪しいと思っています。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

norikazum