[CentOS7] Catalyst3750とCentOS7でチーミング(LACP)する
こんにちは。
今回は、古いCatalyst(Version 12.1(14r)) と CentOS7 を使ってLACPでチーミングしてみたので紹介します。
スイッチ側は channel-group1
CentOS7側は bond0
というチーミングインターフェースを構築します。
Catalyst側の設定
物理ポートに設定が入っていないことを確認します。 show config 抜粋
interface GigabitEthernet1/0/21
!
interface GigabitEthernet1/0/22
!
以下のコマンドを投入して チーミングインターフェースを作成 をします。
mode active
の部分がLACP指定になります。
#conf t
(config)#interface range gigabitEthernet 1/0/21 -22
(config-if-range)#switchport mode access
(config-if-range)#switchport access vlan 171
(config-if-range)#channel-group 1 mode active
Creating a port-channel interface Port-channel 1
これで、 channel-group1 が作成 されました。
show config 抜粋
!
interface Port-channel1
!
interface GigabitEthernet1/0/21
switchport access vlan 171
switchport mode access
channel-group 1 mode active
!
interface GigabitEthernet1/0/22
switchport access vlan 171
switchport mode access
channel-group 1 mode active
!
CentOS7側の設定
Catalyst側の準備ができたので、次はCentOS7の準備を進めます。
今回は、 nmcli (NetworkManager)を使って設定 します
まず、認識している2ポートのインターフェース名を ip a
コマンドで確認します。
enp0s25
と enp0s26u1u2
と確認できました。
これが チーミングする2つのポート となります。
チーミング用のインターフェースを bond0
、 設定するモードは 802.3ad
として以下のコマンドを投入します。
# nmcli con add type bond ifname bond0 con-name bond0 mode "mode=802.3ad,miimon=100,updelay=100,downdelay=100,xmit_hash_policy=layer3+4"
# nmcli con mod bond0 ipv4.method manual ipv4.address "172.17.1.200/24" ipv4.gateway "172.17.1.254" ipv4.dns "8.8.8.8"
# nmcli con add type bond-slave ifname enp0s25 con-name bond-slave-enp0s25 master bond0
# nmcli con add type bond-slave ifname enp0s26u1u2 con-name bond-slave-enp0s26u1u2 master bond0
# nmcli con up bond-slave-enp0s25
# nmcli con up bond-slave-enp0s26u1u2
# nmcli con up bond-bond0
これで、完成です。
冗長テスト
実際に片系を抜いて、チーミングが機能しているか確認します。 [video width=“1920” height=“1080” mp4=“/wp-content/uploads/2019/12/VID_20191205_130744.mp4”][/video]
少し再形成に時間がかかりましたが、無事Pingが再度届いたことが確認できました。
参考ページ
- LACPとは何?Weblio辞書
- CentOS 7.3 で nmcli でボンディング、ブリッジの設定をする
- RHEL7 Bondingによる冗長化 - Qiita
- 7.6. チャンネルボンディングの使用 Red Hat Enterprise Linux 7 | Red Hat Customer Portal
それでは次回の記事でお会いしましょう。