Red Hat Enterprise Linux を 組織IDでアクティベーションする方法
こんにちは。
先日お客様環境にRed Hat Enterprise Linux 8 をアクティベーションしたのですが、Red Hat アカウント によるものではなく組織IDによるアクティベーションでした 。
成功するまでに少しはまりましたのでメモとして記事にします。
以前の記事 にRed Hat アカウント によるアクティベーション を記載しています。
Red Hat における 組織ID の発行について
今回はお客様から 組織ID と アクティベーションキーを提供いただきました。
それを使用して後述の方法でアクティベーションするのですが、組織IDとアクティベーションキーの発行についても触れておきます。
この作業は組織の管理者だけが可能 です。 こちらも参考になります。
Red Hat Subscription Management における組織 ID について理解する - Red Hat Customer Portal
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アクティベーションキーページ にアクセスします。※要ログイン
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以下の画面になります。
表現がややこしいですが、「組織IDのアクティベーションキー」の横の数字が組織ID です。
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同画面から 新規作成(①)をクリック します。
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名前に任意のものを入力(①)し、割り当てるサブスクリプションを選択(②)し作成(③)をクリック します。
ここでも表現がややこしいですが、①の名前がアクティベーションキー になります。自動アタッチを有効にし、サブスクリプション(③)を割り当てるとアクティベーションと同時にサブスクライブ されます。
アクティベーションの流れ
- Red Hat Enterprise Linux 8 を構築
- 組織ID と アクティベーションキー の情報を入手する
- コマンドでアクティベーションする。
実行イメージ
ここでは、例として 組織IDを1xxxxxxx 、アクティベーションキーをtest-org とします。
以下のコマンドを実行します。
subscription-manager register --org=1xxxxxxx --activationkey=test-org
結果は以下のとおりです。
# subscription-manager register --org=1xxxxxxx --activationkey=test-org
このシステムは、次の ID で登録されました: 7d50c8bf-3813-4cf3-b122-7ebcb80438b6
登録したシステム名: test-srv
インストール済み製品の現在の状態:
製品名: Red Hat Ansible Engine
状態: サブスクライブ済み
製品名: Red Hat Enterprise Linux for x86_64
状態: サブスクライブ済み
アクティベーション解除は、通常通り unregister
することで正常に行えました。
# subscription-manager unregister
登録の解除中: subscription.rhsm.redhat.com:443/subscription
システムの登録は解除されました。
あとがき
お客様にアクティベーションは組織IDでお願いします、と言われ作業当日を迎え、事前に調べていたコマンドでは通らず、はまりました。
それでは次回の記事でお会いしましょう。