グループポリシーで特定OUのユーザーでWindowsにログオンしたときにOSで使用する言語を変更する

グループポリシーで特定OUのユーザーでWindowsにログオンしたときにOSで使用する言語を変更する

こんにちは、じんないです。

今回はグループポリシーを使って、特定のOUに所属しているユーザーアカウントでログオンしたときにWindowsで使用する言語を変更する方法を紹介します。

海外のスタッフやメンバーが共用のPCを利用したり、リモートデスクトップをする場合などに便利です。

想定環境

今回は、ALL Users配下のEnglishというOUを対象とし、このOUに所属しているユーザーでログオンした場合にWindowsが使用する言語(今回は英語)を変更します。 テストユーザーとして、EngUser1を作成しています。 change windows language by group policy 1

言語を変更する対象のOSはWindows Server 2012R2 または、Windows Server 2016です。

事前準備

言語の追加

まず、前提としてOSに対象の言語がインストールされていないといけません。

[コントロールパネル] > [時計、言語、および地域] > [言語]を参照します。

[言語の追加]をクリックします。 change windows language by group policy 2

今回は例として英語を追加します。 change windows language by group policy 3

英語の中でもたくさんあるので、**英語(米国)**を選択します。 change windows language by group policy 4

この状態だとまだ追加されていないので、[オプション]をクリック。 change windows language by group policy 5

[言語パックをダウンロードしてインストールします]をクリック。 change windows language by group policy 6

インストールが完了すると、利用可能という表示に変わります。これで準備は完了です。 change windows language by group policy 7

グループポリシーの作成

[グループポリシーの管理]を開き、グループポリシーオブジェクト(GPO:Group Policy Object)を作成します。

今回はChangeLanguageと名付けました。 change windows language by group policy 8

ChangeLanguageを右クリックし、グループポリシー管理エディターを開いて[ユーザーの構成] > [ポリシー] > [管理テンプレート] > [コントロールパネル] > [地域と言語のオプション]を参照します。

選択されたユーザーに対してWindowsが使用するUI言語を制限するをクリック。 change windows language by group policy 9

有効に変更し、[ユーザーを次の言語に制限する]で英語を選択します。 change windows language by group policy 10

編集したGPO(ChangeLanguage)を対象のOU(English)にリンクします。 change windows language by group policy 11

設定は以上です。

対象ユーザーでログオン

対象のOU(English)に所属するユーザー(EngUser1)でサーバーにログオンしてみます。

スタートメニューが英語表記に変わりました。 change windows language by group policy 12

コントロールパネルも英語になっています。こっちのほうがスタイリッシュでいいですね。笑 change windows language by group policy 13

補足として、Microsoft OfficeなどはOSの言語を追加しただけでは変更されません。

Microsoft Officeの言語を変更したい場合は、別途言語パックのインストールが必要です。

参考:Office 2016 用言語アクセサリ パックのインストール

ではまた。

jinna-i