[Linux] KVM管理コンソールにリモートから接続する方法
こんにちは。
今回は、 KVM の管理コンソールにリモートで接続する 方法を紹介します。
KVMの概要は以下を参考に。 Kernel-based Virtual Machine - Wikipedia
それでは早速やってみましょう。
使うもの
- Teraterm
Tera Term (テラターム) プロジェクト日本語トップページ - OSDN
- Xming
Xming X Server for Windows 日本語情報トップページ - OSDN
概要図
ログインするユーザーがsudoを実行できる ことが前提となります。 ※rootの直ログインは想定外です。
ログインユーザー名は masuda
とします。
手順
- Teratermを起動 し、リモートの(X)アプリケーションをローカルのXサーバに表示する にチェックを入れます
- KVMサーバーにSSH接続 します
- Xmingを起動 します(タスクトレイにひっそりと常駐します)
sudo cp /home/masuda/.Xauthority /root/
を実行しますsudo virt-manager
を実行します- これでWARNINGが出るものの KVM管理コンソールが表示 されます
$(virt-manager:27148): dbind-WARNING **: 22:03:36.734: Couldn't connect to accessibility bus: Failed to connect to socket /tmp/dbus-7GWd4x8Rhi: 接続を拒否されました
この手順は 切断の都度実施する必要 があります。
あとがき
手順4 で、sudo cp /home/masuda/.Xauthority /root/
を実行するように記載しましたが、実はこれがないと、以下のようなエラーが出て KVM管理コンソールが表示されません 。
というエラーウィンドウが出て、
(virt-manager:6746): Gtk-WARNING **: 21:59:23.354: cannot open display: localhost:10.0
上記のエラーがターミナルに表示され、期待動作になりません。
それでは次回の記事でお会いしましょう。