[PowerShell 5.1] Compress-Archiveを使ってログローテート(zip圧縮)をやってみる

[PowerShell 5.1] Compress-Archiveを使ってログローテート(zip圧縮)をやってみる

こんにちは、じんないです。

PowerShell5.1のCompress-Archiveを使ってログオンスクリプトを作成し、任意のログをローテートしてみます。

想定シナリオ

特定のアプリから d:\logs 配下に出力される hogehoge.log や fugafuga.log などをログオン時にローテートします。

ローテートの際は logs を丸ごとzip圧縮し、お尻に yyyyMMdd-HHmmss 形式で日時を付与します。

作成から1か月以上経過したzipファイルは削除します。

PowerShell スクリプト

コマンド例は以下のとおり。

if ( Test-Path d:\logs\*.log ) {
Compress-Archive -Path d:\logs\*.log -DestinationPath d:\logs-$(Get-date -Format "yyyyMMdd-HHmmss").zip
Remove-Item d:\logs\*.log
}
Get-ChildItem D:\ -Filter *.zip | Where-Object {$_.CreationTime -lt (Get-Date).AddDays(-31)} | Remove-Item

Test-Path でファイルが存在するかどうかチェックします。

戻り値が True or False で返ってくるので、ファイルがあればローテートします。

Compress-Archive では -Path [圧縮元] -DestinationPath [出力先] を指定します。この時に現在日時を取得してくっつけています。

Get-ChildItem でzip形式のファイルをピックアップし、31日より前に作成されたものを Remove-Item に渡すといった流れです。

ログオンスクリプトとして使う

実行はバッチファイルから

PowerShellは実行ポリシーやら何やらありますが、今回は単純にバッチファイルからキックしてみます。

@echo off
powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Unrestricted .\LogRotater.ps1

ログオンスクリプトに仕込む

ドメインやローカルのグループポリシーでログオンスクリプトとして指定してもよいですが、Windows10では以下のディレクトリに格納することで実行することができます。

C:\Users\<USERNAME>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

バッチファイルとPowerShellスクリプトを仕込んでおきましょう。

タスクスケジューラから実行したい場合

ログオンスクリプトだけでなく、ローカルやグループポリシーのタスクスケジューラからスクリプトを実行することもできます。

このあたりはお好みでどうぞ。

log rotation using compress archive 1

ではまた。

jinna-i