ソースコードの頻出単語 regist (覚えるべからず)

最近、業務の都合上、他社の書いたプログラムを読むことが多いのですが、そこに頻出する単語が regist です。

今関わっているソースコードは書かれた時期はそう古くもないのですが、設計もフレームワークも古くてツライ。 (.NET Framework 2.0)

regist という頻出単語

ちょっと辞書を引けばわかることですが、 regist という英単語はありません。 registration の動詞形は register です。

おそらく「登録する」→「registration する動詞」→「regist」みたいな流れだと思いますが、なぜちょっと調べてみないのでしょうか。

register が -er で終わることと、「レジスター」=「レジ」だから逆に名詞形だと考えてしまう人もいるのかもしれません。

resist という実在の単語

regist もひどいが発展形として resist も頻出します。

電気出身の私は「レジスト」と日本語で書くと、ソルダーレジスト (電気回路基板に使われる緑の保護膜) をイメージしてしまいますが、それはさておき、厄介なことにこちらの resist は英単語として存在します。

こちらは「抵抗する」という意味合いであり、名詞形は resistance, resistor です。 (なんとここにも「レジスター」がある)

スペルミスには気をつけたい

というわけで、一文字違いの resist をも巻き込み、私は regist と resist が同居するカオスなソースコードを読むことを余儀なくされています。

regist ならまだ間違いと明確ですが、 resist だと「なにかに対抗するプログラムかも?!」という誤解を生む可能性がゼロではありません(笑)

ということでプログラマー諸氏にはぜひとも regist に resist していただきたいと思います。

kenzauros