【備忘録】rbenv の更新方法
link です。
Ruby のバージョンを管理するのに便利な rbenv
ですが、 Ubuntu などで直接リポジトリからインストールすると最新バージョンの Ruby が入っていないことが多々あります。
これは rbenv
の Ruby のバージョンを管理するのにつかわれている ruby-build
が最新版になっていないことが原因です。
今回は rbenv
と ruby-build
を最新版にアップデートする方法を紹介します。
環境
- Ubuntu 20.04 以降
rbenv のアップデート手順
Ubuntu の APT パッケージマネージャー からインストールできる rbenv
は最新のものになっていないため、 Git から最新版を pull してくる必要があります。
rbenv
のアップデートは ~/.rbenv
フォルダに最新版を pull することで行われます。
$ rm -rf .rbenv
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git .rbenv
もしくは ~/.rbenv
フォルダに移動して、 git pull
で最新版に更新できます。
ruby-build のアップデート手順
ruby-build
の APT パッケージマネージャーからインストールできるバージョンも最新のものになっていないため、こちらも Git から最新版を pull してくる必要があります。
ruby-build
のアップデートは ~/.rbenv/plugins/ruby-build
フォルダに最新版を pull することで行われます。
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
もしくは ~/.rbenv/plugins/ruby-build
フォルダに移動して、 git pull
で最新版に更新できます。
PATH の変更
これで最新の ruby-build
に更新され、 rbenv install --l
で最新の Ruby が表示される、はずですがそうならないことがあります。
その時は which gem
で Ruby の PATH を確認します。
$ which gem
usr/local/bin
上記のように usr/local/bin
が返ってくる場合、 rbenv
が管理している場所に Ruby の PATH が通っていません。
ですので、 .rbenv/shims/gem
に PATH を通します。
まず、 ~/.bash_profile
を作成して、中身を以下のようにします。
export PATH="~/.rbenv/shims:/usr/local/bin:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"
まとめ
今回は Ubuntu で rbenv
と ruby-build
を最新する手順を紹介しました。
Ruby のバージョンを管理するのに便利なリポジトリですので、今後も活用していきたいと思います。
それではまた、別の記事でお会いしましょう。